welcome330’s diary

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バセドウ病の手術を経験して

私がバセドウ病の手術をしたのは10年以上前なので、今はもっと良い治療法があるのかもしれませんが、私の経験した事を書きます。

 

welcome330.hatenablog.com

 

 

 

 

手術をするにあたっての説明を受けた時、

 

・首に傷が残る事

・声帯に傷がつく恐れがある事。

 

などのお話がありましたが、

声帯の件は執刀医の先生を信頼するしかなくて

首に傷が出来る事は、もう30過ぎてるし、結婚もして子供も居るし

首に傷が出来たって・・・病気を治すためなら・・・

 

と思っていました。

でも、首の傷は出来るだけ小さくして欲しいとお願いしました。

 

 

手術が終わって目が覚めた時・・・

 

色んな管がついていて動けない・・・

 

足がこむら返りをしないようになのか圧迫するマッサージみたいなブーツのようなのを履かされていました。

 

 

麻酔の副作用で黄色い胃液を何度も吐きました。

 

私は全身麻酔をすると目が覚めると吐きまくります。

 

 

少し落ち着いてから、親戚のおばさんやおじさん、主人や母親が来てくれていて、

 

喉が渇いて口がパッサパサだったので、おばさんが濡らした脱脂綿を口にもってきてくれて口を湿らせてくれたのですが、

 

最初、おばさんがしてくれて、次に主人がしてくれて、次に母親がしてくれたのですが、

 

母親に口を湿らせてもらってる時に、ものすごい違和感がありました。

 

とても恐々と私に触れて、なんか他人にされてるみたい。

 

母は理容師なので、人に触れる力加減というのが良くわかる人の筈なのに、

 

私に触れた時はとても不慣れな感じというか 

動けないしありがたかったんだけど、全く知らない人にされてるみたいでした・・・。

 

 

切除した甲状腺は10%は残したとのお話でしたが、

主人が撮ってくれた画像はそのまま臓器をきれいに取ったように見えました。

残すと再発する方も居るそうなので・・・残したって言ったけど、違うなって思いました。笑

 

 

次の日、首の傷を鏡で見てみました・・・。

 

 

傷は縫うのではなく、シルバーの金具で止めてありました。

 

所々赤黒く血がにじんで首の端から端まで・・・。

 

 

見た瞬間、覚悟はしていたけど、傷の大きさにすごいショックで嗚咽が止まらなく、

吐きながら泣いていました。

 

 

(覚悟していたつもりだったのに・・・)

 

 

4人部屋にいたので、隣の方が私の様子を察してナースコールしてくれました。

 

看護師さんが背中に手を当ててくれてしばらく泣きました。

 

傷は切った所と、顔と胸の上の方に5~6箇所ずつ、皮を開いて止めた?

ピンで刺して止めたような傷がありました。

 

術後は仕方ないのでしょうが、顔は腫れているし想像以上のショックを受けました。

  



 太い針金のようなシルバーのガキガキの金具に止められた赤黒い傷は、想像以上にグロテスクでした。

 (今はテープで留めるだけとかもあるみたいですね)

 

切ったところは首のシワとなって目立たなくなるから・・・

 

と言われてましたが、顔を上げると傷が開きそうでこわいし、痛いし

しばらくの間、下を見る事が多い生活になりました。

 

姿勢も猫背になっていたと思います。

 

 

主人は子供たちに

 

「お母さんは味噌汁やジュースを飲むと首から溢れてくるんだよ」

 

などとジョークで笑わせていましたが。笑

 

 

首の傷は冬はとても寒く首に隙間が空いてるみたいな感覚がしてスースーして冷たくて困りました。

 

夏場は日焼けしないように気をつけました。

 

普通にいろんな方向を見れるようになったのはどのくらい経ってからかな・・・

 

術後しばらくは体が軽くなったような気がしていましたが、

徐々におかしくなってきます。

 

喉の通りをせき止めるように腫れていた甲状腺を取り除いたため、

食べる時にすぐに飲み込んでしまいます。

 

体重もなんか増えてきて太ってきました。

 

退院とともに甲状腺ホルモンを補う薬を処方されるはずだったみたいなのですが、

それがなくて、術後に病院に行ったときに先生に

 

「薬飲んでた?」

 

と言われ、

 

『いいえ』

 

というと、

 

「退院の時に渡されなかった?!」

 

 何も渡されていないので

 

『渡されていません』

 

 「・・・・・・・」

 

渡すのを忘れていたみたいです・・・。

 

 

まぁそれはそんなに怒る気にもならなかったのですが、

 

『太ってきた気がします』

 

というと、先生は

 

「それは君が食べ過ぎるからだよ」

 

という返事で

 

 

すごくガッカリしました・・・。

 

もう少し思いやりのある返答をして欲しかったです。

 

 

甲状腺を取り除いて、代謝の良すぎるバセドウ病から、逆の代謝が悪い橋本病状態になっているのに、

 

そうならないための薬を処方し忘れて、

太ってきたのは君が食べ過ぎだよってふんぞり返って言われてとても残念でした。

 

 

 

病院変えました。

 

 

 

やはり人と人ですね。

 

合わない先生だったと思います。

 

 

 

その後は落ち着くまでしばらく時間がかかりました。

 

 

甲状腺のバランスは難しいんだと思います。

 

薬を飲み過ぎてもダメだし足りないとうつみたいになります。

 

バセドウ病のために大量にかいていた汗も一時、うそみたいにかかなくなって、

(これが普通の人なんだ!)

 

と思った時もありましたが、ほんの一時でした。

 

 

バセドウ病になった原因は姉妹3人ともなので育った環境もあるのかもしれませんが、

当時、禁煙したことと、ストレスが原因の1つだと思います。

 

バセドウ病のスイッチが完全に入ったんだと思います。

 

 

でも今は、禁煙出来てとてもよかったと思っています。

ただのニコチン中毒でした。

 

 

それと、思春期の頃から汗をいつもかいて、疲れやすい、怠い、イライラするなどの症状が常にあったので

 

更年期ってこんな感じなのかなと思っていました。

が、

今、抗がん剤で生理が終了させられて、新たな症状が加わりました・・・。

 

 

 

 そんな事や三十代後半になって糖尿病が発覚した事などは

 

 

 また次に書きますね・・・。

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

 

 

ではまた(^_^)/