welcome330’s diary

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同時再建って・・・

先日、TVで歌手の方が乳がんが見つかり、同時再建の様子を公開されていましたね。

 

 

 

私が通院している病院では、あの手術は「二次再建」という説明になります。

 

 

胸の皮膚を残しガンと組織を取り除いて、中にエキスパンダーというのを入れて

食塩水で膨らませて、半年後にインプラントを入れる。

 

 

というのは二次再建という説明を受けました。

 

 

同時再建は、エキスパンダーを入れずに、インプラントを入れて手術は1回で終了。

 

これが同時再建と思っていたのですが・・・?

 

 

病院によって違うのかな。

 

 

 

 

体の痛みは人それぞれ。

乳がんといっても10人いればみな違います。

 

あの歌手の方が早期に見つかって再建されてすぐに復帰されたというのは

同じような病気をされた方の希望になると思いますが、

誰もがみな同じようにはなりません。

 

 

脇を切っていないと言っていたので、腕の動きは多少切った方よりは動かしやすいのかと思いますが、

それでも筋膜は全部つながっています。

腕を動かせば胸も動きます。

痛みが無いはずはありません。

 

手術をした直後は気持ちがわりと高ぶっています。

 

悪い所を取り除いてもらって喜びもあるし、多少の痛みはガマンも出来るのですが

 

時間とともに色々な不調が出てくるはずです。

 

寝る時も胸は痛いし寝返りも大変です。

 

そうなると睡眠にも影響が出てきます。

 

 

 

 

私は元気よと公開していただいたのは沢山の方の励みになりますが、

(大丈夫かな)

と心配です。

かなり無理をして笑顔を作っていると思います。

 

 

胸の中身を大きくくりぬいて、中に異物が入っているんです。

 

たくさんの神経が切断されて痛みもあります。

 

エキスパンダーを拒絶して皮膚が壊死してしまうこともあると思います。

 

 

美容整形は経験がないのでわかりませんが、

胸の柔らかさと同じ物がそっくりそのまま入っているので同じと思われたらそれは違います。

 

柔らかい物を入れても体が拒絶反応を起こせば、プラスチックのような固い組織が出来るんです。

 

私の場合はそうです。

 

同時再建は胸の筋膜を剥がし、その下にインプラントを埋め込むので

筋膜の動きによって圧迫される感じになります。

(私の場合です)

 

わきの下のリンパも少し取り除いたそうなので、その部分と胸の横に軟骨のような

プラスチックの塊のようなものが出来て固く痛いです。

 

そして腕を前に動かしたり、立ち上がる時にテーブルに両手をついた時など、

手術をした左胸は筋膜に押しつぶされバコンと凹みます。

 

 

もう一度入れなおした方が良いと言われましたが

入れなおしてそれが完全に治るかどうかはわからないと思うので

この状態でこれから生きて行こうと決めました。

 

 

私は同時再建をしましたが、それまで二次再建のエキスパンダーを入れるのが得意な先生に無理を言って同時再建をして頂きました。

 

 

半年後にまた全身麻酔をして胸にまたメスを入れて、エキスパンダーとインプラントを入れ替えるという過程が嫌だったから。

 

 

同時に出来るなら、一度で手術を終わらせてほしかったので無理を言って手術していただきました。

 

 

 

なので先生にはとても感謝しています。

色々術後の様子を書いていますが、先生には文句を言うつもりは全くありません。

 

 

 

もう体にメスを入れるつもりはありません。

 

 

手術をしてから10カ月過ぎましたが、今も痛くないとは言えません。

 

痛みを例えると

 

腕を五指でつまんで少し力を入れ、そのままひねる

 

というくらいの痛みが常にあります。

 

そして時々、ピキーンと痛みが胸に走ります。

 

 

これでもだいぶ痛みは治まりました。

 

痛み止めを飲むほどではありません。

 

でも寝る時の胸のつっぱり感に(無い方がよかったかも)なんて思う時もありますが

それは贅沢な悩みで、無ければ喪失感に泣くんだと思います。

 

 

人前ではどこも悪くない健康な人に見えると思いますが

帰宅するとスイッチが入れ替わります。

 

それまでさまざまな体の動きに連動していた胸の脂肪が、片方だけ全く動かなくなるんです。

 

つっぱるからなのか張り裂けそうな感じが常にあるし

 

外出するとき以外は下着をつけていられません。

 

柔らかい素材の下着でも。

 

脇にあたるのがダメみたいです。

 

 

もし、身近な方があの歌手の方のような手術をされても

同じように元気にすぐ動けるとは限りません。

 

 

痛みは本人しかわかりません。

 

 

身近に同じような方が居ても比べないであげてください。

 

ガンと宣告された心の痛みと体にメスを入れた痛み

体が変わってしまった悲しみ・・・

 

 

沢山の痛みは人それぞれです。

 

 

 

 

でも・・・1つ思ったのは、治療を受けられるというのは

 

それだけでとても恵まれているという事。

 

 

 

自分の不調を感じながら病院に行くことさえ出来ない人が沢山いると思います。

 

なので治療を受けられるという事は恵まれているんです。

 

 

 

 

 

私は次に病気が判明した時は寿命と諦めるつもりです。

 

ガンのタイプは抗がん剤しか効かないタイプだったので、もう一度抗がん剤治療を受けるつもりはありません。

 

 

それまであとどのくらい時間があるかわかりませんが

もしかしたら20年も生きていられるのかもしれませんが^^;

 

前にユタさんみたいな女の子に

「長生きする」と言われたので信じていますが・・・。

 

元気で長生きしたいです。

ただ生きてるだけでも生きてると言いますからね^^;

 

 

自分でご飯を食べれなくなったら死んだと同じだと思っています。

 

 

術後の胸は下着をつければ普通の胸に見えると思うので、

この状態を認めて自分の体を大事にケアしていこうと思います。

 

 

多少の痛みはあっても

 

手足自由に動かせて、ご飯を美味しく食べられる!

 

これが1番の幸せだと思います。

 

 

 

震災でそれまでの思い出が消えてしまったので、その後の自分が感じた事など

楽しい思い出をたくさん残していけたらと思っています(^_^)